ラマダンのおかげで気づけたこと

こんにちは、itsukiです。
退院後、体調も回復し今は元気一杯毎日過ごしております。
そして、前回のブログで書いた保険についてですが、、、、

ほぼ全額適用されました!!!!!!

これまでの緊張が解けてホッとしました。

さて、マレーシアだけでなく世界中の国で、ラマダンが開催されています。
今日はそのラマダンについてお話しようと思います。

ラマダンとは?

ラマダンという言葉を聞いたことがある人はおそらく少ないと思います。
世界史の授業で習った!という方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。
実際、私も授業で習うまでラマダンが何か全く知りませんでした。


そう、ラマダンとは日本語で断食を指します。

今年のラマダンは5月5日から6月3日までです。

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ムスリムの人たちは約1ヶ月間、日の出から日没まで飲食をしてはいけません。
水さえも含んではいけないのです。
この期間は飲食だけでなく、あらゆる禁欲も課せられるのです。
そして絶対の神であるアッラーへの献身と奉仕に没頭する期間でもあり、
イスラム教徒とっては修行のような1ヶ月なのです。

ですが、一日中、何も食べたり飲んだりしないわけではありません。

日没後、断食破りという意味をもつイフタールがあります。
そこで、日の出から続いている断食が次の日の出まで一旦終了し、イスラム教徒は家族や友人と共に食事をすることができます。

 

そして私が驚いたのは、大学の授業も時間が早まるということです。
講師の先生がムスリムの場合、イフタールの準備をするため、授業が1時間早まったり、早く切り上げられる場合もあります。


さらに、イスラム教徒のいる前では飲食を控える人も多く見かけます。
このように日中飲食ができないイスラム教徒に尊敬を表すのはとても温かく、素晴らしいことだと思いました。

異教徒の参加は可能?

私には仲のいいムスリムの友達がいます。
私も滅多に経験できないことだと思い彼女と一緒に挑戦してみることにしました。
1日だけではなく出来るだけ長く。

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断食は想像よりもはるかに過酷です。
経験するまでは、一日食べないことくらい楽勝、、、と思っていた私でしたが、今では食べられることにとても感謝しています。

普段から世界で問題視されている飢餓問題も、なんとなくだけでしか考えたことはありませんでした。
でも、この断食を経験して、今まで以上に深く、重い問題として考えるようになり、
私なりに改善案を考えたり、調べたりするようになり、今まで以上に社会問題に関心を持つようになったのも事実です。

それほど飲食ができないということは辛いことです。
現在の状況を知り、少し胸が苦しくなりました。

当たり前のように三食きちんと食べることができる。

こんなに恵まれていて幸せなことはありません。
世界にはまだまだ1日1食ですら危うい地域もあります。
だからこそ自分が置かれている環境に感謝しなければならないと改めて感じました。

 

日本語の「いただきます」という言葉。
どれほど大切で意味のある言葉なのか、今更ながら気づくことができました。

 

まだラマダンは終わっていません。
できる限り挑戦し続けたいと思っています。
ラマダンという一つの大きな行事だけではなく、様々な宗教の行事や、文化をこれからも肌で感じたいと思っています。

皆さんも挑戦してみてはいかがでしょうか。
きっと何か気づくことがあるはずです。